雅と祝おう。


自分の誕生日だけど。


姫香…お姉ちゃんのおさがりの服を着て ケーキとお金を持って家を出た。


「あ!乃愛じゃん!」


「雅!」


雅がちょうど家から出てきたところだった。


「…どっか行くの?」


「今ね、乃愛を迎えに行くとこだったの!」


嬉しい…


「ありがと」


「んっ、上がって!」


「お邪魔しまーすっ」


雅の家があたしは好きだった。


「あら、乃愛ちゃん!お誕生日おめでとう!」