「今滑って転んで…」 おでこぶつけた…。 「あぁ…赤くなってる…」 あたしのおでこをさする恭先輩。 「痛いか?大丈夫?」 「大丈夫…あ」 恭先輩の体をぐいっと押して 顔を見る。 「ご飯とお風呂、どっちにしますか!」 「……え…?」 え………? 「まだ6時だけど…」 6時じゃ早い? 「………………」 せっかくいいお嫁さんになろうとしたのに… あたしはなんて馬鹿なんだ…。 「…つーかさ」