おれにとって…

ちせ以外みんな人形にしか思えなかった。

心が伝わってこない。

みんなおれの外見しか見ていない。

それじゃ、心が通じるわけがない。


彼女だけは間違いなく、
おれの心を伝え感じてくれる相手。


ちょっと話していい?

きっと彼女は戸惑っていたはず。
初めてちゃんと声をかけたんだから。

おれは彼女を…
だれもいない音楽室につれていった。


久しぶりだね。
でも、ちせは全然変わってないな。

ちせは頷くだけ。

おれは…変わったかな?

また頷くだけ。