「座れ」


そう促されて座ったのは、公園のベンチ。
蒼希も隣に座る。


えっ…と、
何がしたいの?


「ひより」


「はい」


「お前は、俺のこと好きか?」


そんな急に?!
嫌いじゃないけど、好きとも違う…


「好きだよ。友達としてなら…」


「そっか」


そうつぶやいた彼の顔は本気で落ち込んでいた。