シャワーのノブを捻り、温度を確認すると、彼を椅子に座らせた。


「いい?動いちゃダメだよ?」


風俗のサービスのように、体の隅々まで洗い流してあげた。
その間勝也くんは、ずっとヤバいヤバいと言って落ち着かなかった。

セックスの時の男らしい彼も悪くないけど、こういう時に見せる無邪気な顔のほうが彼らしいと思う。


一通り洗うと、勝也くんに手に持っていたシャワーを取り上げられた。


「今度は俺の番ね」


シャワーの暖かさと、彼の骨張った手の固さが心地よい。