手を握られて寝室に連れていかれる。


「こんなふうにするの、久しぶりだね。
最近勝也くんが大変そうだったから、あたしも我慢してたのよ?」


無理にでも、この重い空気をどうにかしようと思ったけど…彼は許してくれないらしい。


「わざと明るく振る舞わないで」


こちらを見てくる目が色っぽい。


「何…?」


「俺だって男だよ。
嫉妬だってするし、理性でできてるわけじゃないし…」


…何を言いたいのかよくわからないんだけど。