「あ、千尋くん…」
「きゃぁ、今日もカッコイイ!!」
「また、あのチビな幼なじみが一緒にいる。うざいんですけど。」
あの…聞こえてますけど…。チビで悪いか。
千尋の隣で歩いていると回りが騒がしい。
そして女子の視線が痛い。
横で歩いてる千尋を見上げると、騒いでる女の子を無視してどんどん行ってしまう。
さすが、氷王子。
「あ、茜〜!!千尋〜!!!」
立ち止まって呼ばれた方に振り返る。そしてすぐに手を振る。
「美咲〜!!おはよ〜!!……んぎゃ!」
走ってきた美咲に勢いよく急に抱きしめられた。
「おはよ。あぁ〜今日も茜はちっちゃくて可愛い〜。…千尋は相変わらず無愛想ね。」
近藤 美咲。
初等部からのあたしの親友。
モデルみたいに背が高くてスタイル抜群。
性格も気が強くてさばさばしてる姐御肌。