「何泣きそうになってんだバーカ!」
頭をぽんっと軽く叩いて笑うソイツ。
あたしはきっと
いつの間にか
ソイツに惹かれてた。
「消毒…。あるから…させて。」
震える声でソイツの腕をとる。
「…ってぇ!!」
消毒のとき痛がるソイツにもっと申し訳なくなる。
だからあえて
強がった。
「…それぐらい我慢してよ。」
本当は不安で不安で仕方なかった。
ソイツはそんなあたしの心を察したのか察してないのか、
もう一度あたしの頭を軽く叩いた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…