ビクッ。



あたしは肩を震わせた。

まさか人がいたなんて…。




怒られたらめんどくさいだろうな。


そんなことを考えながら後ろを振り向く。


「「あ、」」




お互い同じタイミングで声を出す。


「なんだ、お前かよ」



ソイツが笑う。



そこにいたのはクラスメイトだった。

「…うるさいな」




あたしはそういうと空き缶をゴミ箱へ戻した。