「はいっ!! わたぁしはミレナと言います 没後15年。『おもしろき こともなきよ おもしろく』をポリシーに浮遊霊やっています、特技は『爪の薄皮を巧く剥がす事』で趣味は……」
「はい!!ちょっと、ストップしましょうか」
玲皆が、冒頭から暴走しかけたミレナを何とか止めた。
「あなたは、こんなところで何をしているのですか?」
「んにゃ? なにかな、なにかな。このお姉さんに何か用かな? にゃははは」
「あなたは、こんなところで何をしているのですか?」
レミナが睨みとジト目の中間みたいな目をする。
ただ、睨んでるだけなのに、ものすごい怖さがある。
「あ・な・た・は、こんなところで何をしているので・す・か?」
「はい、すみません。申し訳ありません」
ミレナが大人しくなった。珍しいこともあるもんだ。
コイツは、「睨んだ物を怯ませる」SPECでもあるのか?
明日、化物でも出るかな? まあ、幽霊と陰陽師が居る今、大抵の事では驚かない自信があるぞ。
「浮遊霊だか、なんだか知らないけど、早く成仏しなさい」
「はい、すみません。申し訳ありません」
「分かったら、ほら、早く」
「はい、すみません。申し訳ありません」
「聞いてるの?」
「はい、すみません。申し訳ありません」
「あなたの好きなものは?」
「はい、すみません。申し訳ありません」
「灰、炭、魔閃? 魔閃というのは、あの悟飯の技かしら?」
俺は、いい加減しびれを切らした。
「それは、魔閃光だろ。それにしても玲皆、こいつもそろそろ勘弁しただろ。 許してやれ」
「あら、シレンは、家に霊がいてもいいのかしら?」
「ああ、別にいいが……」
「なぬぅ??」
「キャラが一瞬で崩壊した!?」
「ああ、失礼失礼。一瞬自分がこの小説のヒロインということを、忘れていたわ。私をヒロインに据えるところだけ見ると、作者はなかなかいい人のようね」
「『だけ』ってなんだ、『だけ』って、勝手に作者をdisるな。そして、ヒロインは、コイツとお前のダブルヘッダーのつもりだが?」
それを言った瞬間
「「こいつと?」」
と、綺麗なハモリで返してきた。
「良い感じじゃないか」
と、ちょい皮肉めいて返すと……
「痛い……」
一人一頬づつで殴ってきやがった。結構痛い。
「はい!!ちょっと、ストップしましょうか」
玲皆が、冒頭から暴走しかけたミレナを何とか止めた。
「あなたは、こんなところで何をしているのですか?」
「んにゃ? なにかな、なにかな。このお姉さんに何か用かな? にゃははは」
「あなたは、こんなところで何をしているのですか?」
レミナが睨みとジト目の中間みたいな目をする。
ただ、睨んでるだけなのに、ものすごい怖さがある。
「あ・な・た・は、こんなところで何をしているので・す・か?」
「はい、すみません。申し訳ありません」
ミレナが大人しくなった。珍しいこともあるもんだ。
コイツは、「睨んだ物を怯ませる」SPECでもあるのか?
明日、化物でも出るかな? まあ、幽霊と陰陽師が居る今、大抵の事では驚かない自信があるぞ。
「浮遊霊だか、なんだか知らないけど、早く成仏しなさい」
「はい、すみません。申し訳ありません」
「分かったら、ほら、早く」
「はい、すみません。申し訳ありません」
「聞いてるの?」
「はい、すみません。申し訳ありません」
「あなたの好きなものは?」
「はい、すみません。申し訳ありません」
「灰、炭、魔閃? 魔閃というのは、あの悟飯の技かしら?」
俺は、いい加減しびれを切らした。
「それは、魔閃光だろ。それにしても玲皆、こいつもそろそろ勘弁しただろ。 許してやれ」
「あら、シレンは、家に霊がいてもいいのかしら?」
「ああ、別にいいが……」
「なぬぅ??」
「キャラが一瞬で崩壊した!?」
「ああ、失礼失礼。一瞬自分がこの小説のヒロインということを、忘れていたわ。私をヒロインに据えるところだけ見ると、作者はなかなかいい人のようね」
「『だけ』ってなんだ、『だけ』って、勝手に作者をdisるな。そして、ヒロインは、コイツとお前のダブルヘッダーのつもりだが?」
それを言った瞬間
「「こいつと?」」
と、綺麗なハモリで返してきた。
「良い感じじゃないか」
と、ちょい皮肉めいて返すと……
「痛い……」
一人一頬づつで殴ってきやがった。結構痛い。