私達は毎日会う事にした。
和也の部活が終わってから、PM8;00ぐらいから私と和也の時間が始まっていた。

毎日部活が終わると一通のメールがくる…

(今終わったよ(>_<)すぐ〇〇公園行くから待ってて(^v^))と。

今日もメールがきて、今私は〇〇公園のブランコに乗っていた。

ギコ…ギコ…

誰もいない公園で私がこぐブランコの音だけが鳴り響く。

その時…

ダッダッ…

と誰かが走る靴の音…
「未来--!!」
後ろを振り向くと100m先から和也が走ってくる…

何だか私も走りたくなりブランコから飛び降り、和也の元へ走った。

2人の距離が…80メートル…50メートル…30メートル…と近くなって行き…

0メートル


ドン…

私達はぎゅっと抱きしめあった。

それはまるで映画のワンシーンのようだったが、その時間がとても幸せだった。

その後はお互いその日にあったくだらない事,楽しかった事,あらゆる事を話して…笑っていた。
丁度…野球について話していた時
「俺、ピッチャーなんだよ」

その日初めて知った。和也はエース君だと…。

和也の寂しそうな目…時より見かけるが

(聞いたらいけないな…)
と思い、聞けなかった。