お母さんも哲也も困惑した。


「さっき偶然に会ってね、ちょっと話してただけよ。」お母さんが答えた。

「哲也君もう、バイト行かないと・・・・」

「あっ、はい。じゃあ失礼します。」と言って去って行った。

恵里はそのまま席に座り、

「どういうこと?何話したの?ねえ、お母さん。」


「ほら、その髪型のこと、ちょっとね、

それから、クリスマスプレゼントのお礼を言っておいたわ。」


「ふぅ~ん。びっくりしたよ。」恵里は言った。