授業が終わると同時に、隼人は
「拗ねんなって、ごめんごめん」
なんて笑いながら謝ってきた。
わたしは優しいから許してやるよ、と言うと、今度は調子に乗ってそっかそっかそんなに俺が好きかーと訳の分からないことを言い出したので取りあえず放置。
それで拗ねる隼人は、やっぱりガキ立った。
「星雫、鬼頭君のこと好きなの?」
て、からかいながら言う奈津美に軽く殺意を覚える。
「な訳ないでしょ、こんなガキー」
そう言って隼人に向かって舌を突き出すと、照れんなってーとまた訳の分からないことを言い出した。
「隼人のキャラうざーい」
なんてわたしが言うと、隼人は笑ってスルーしやがった。
なんとも俺様…。