これは、まだあたしが小学3年生の時だった。



裕ちゃんは同級生と遊んでてあたしは暇だったから近くの公園で一人で遊んでいた時の出来事。


小学3年生になった時、あたし達は周りに仲がいいことを冷やかされるようになっていた。



だから裕ちゃんとは距離を置き、あまり人前では話さないようにしていた。




あたしは一人砂場で、遊んでいた。



「ふふふーん♪」



あたしは手を砂まみれにしながら砂遊びを楽しんでいたとき、




「あれぇ?陽向じゃーん。今日は゛裕ちゃん゛いないのぉー?」