これはあたしがまだ小さい頃の話だ。



「いちごだぁぁ♪」



テーブルの上にあるいちごを見てあたしは目を輝かせた。



あたしはいちごが大好物だった。



「ホントだぁ!」



隣にいるあたしと同い年の男の子三田村裕介が言った。



三田村裕介こと、裕ちゃんはあたしの隣に座った。



裕ちゃんより沢山いちごを食べるんだ!



小さい頃のあたしは気合を入れた。