お母さんが私を抱きしめた。







お母さんの肩がガクガク震えている。








「嘘だって・・・・言ってよ・・・・・。」







お母さん・・・。




もうお母さんと喋れないなんて嫌だよ・・・。







私がいくら泣いたって、わめいたって私には全く自分の声も私を止めるお母さんの声も聞こえるはずがなく、余計にこの現実の悲しさを感じる。









私は、現実から逃げたくて、夢だと思いたくてひたすら泣いた。








泣いたら、全てが終わるような気がして・・・・・。









涙が枯れるかと思った。