鋭い目つきのギャルの1人がこちらに向かってきたかと思うと私のお腹をグーで殴った。




「イッ・・・!」




私はあまりの勢いに地面に倒れた。
頭がフラフラする。





「てめぇ目障りなんだよ!関山に告られたからって調子のってんじゃねーよ!」





へ・・・・?
なんで?





「とぼける気かよ!?うち等はこの目で見たんだからなぁ!ざけんなよ!そうやってヘラヘラしてんのがうぜーんだよ!」





うずくまっている私の背中から思いきり蹴られた。




もう痛いどころではない。
あまりの酷さに痛みが麻痺しそうになっている。





「や・・・・めて・・・・。」






「あ??聞こえねーなぁ!何純粋な子ぶっちゃってんだよ!殺されてーのか?」




そう言って1人がカッターナイフをポケットから出す。
太陽の光で反射して長い刃物が恐ろしくギラッと光る。