関山は少し戸惑いながらも私の手に自分の手を重ねた。




え・・・・?





関山が小刻みに震えながら涙をこぼした。



ポタ、ポタと私達の握った手にも涙が落ちた・・・。




「ごめんな・・・いきなり泣いて。男なのに・・な・・・。俺すんげえカッコ悪りぃや。でも俺、本気で好きだったから。こんなに惚れたの初めてだったから・・・。」





「ううん。男だって本当に辛い時は泣いてもいいんだよ?かっこ悪くなんかないから。関山が私に告白する時の顔、すごくキラキラ輝いていい顔してたよ。かっこ良かった。」



関山はにこっと笑顔を見せた。




「そんな事言ってもらえるなんて俺、幸せ者だな。これから仲良くしような?俺の事は隼人って呼んで?」





「分かった。私のことはゆなでいいからね!よろしく。」




私に初めて男友達が出来た。
よろしくね、隼人。