「それは、話せば長くなるかも･･･。」



私は登校日の事から全てを話し始めた。
加奈はずっと空を見上げて寝転んだまま聞いているのか聞いてないのかも分からないほど。


好きになるまでのことを話し終えても加奈は何も言わずただ空を見ているだけだった。



しばらくすると加奈が口を開いた。




「それってなんかスゴイよ。聞いてて感心しちゃった。どこかのドラマにありそうじゃない？あたしはそんなにゆなが好きなんだったら応援するよ。あたしなんかはただイケメンとかそういう外見だけで騒いでるだけだったのにゆなはそこまで見てたんだね。ゆなは間違ってないと思うから。」




「うん。やっぱり私加奈に話してよかったと思う。こんな事言ってくれる友達はそうなかなかいないと思うの。ありがとね。」




私はちょっぴり恥ずかしさを交えながら加奈にお礼を言った。