私の名前は齋藤梨(さいとうなし)。※偽名です
今日、この小学校を卒業するんだ。
唯(ゆい)「・・・ヒッグヒッグ…(泣)」
この子は親友の唯…
なんでこんなに泣いてるって?
私は施設に入れられて、その施設から通う学校があった。
が、私は卒業すると同時に家に帰る予定なのだ。
だから…こんなに泣いてくれるんだ
私?私は…泣けないな(゚o゚;
泣けることと言えば
まだ、言えてない。あの人に、伝えたいこと…
優(ゆう)「ふあ~( ̄0 ̄)」
この人は…私の好きな人、優君だ・・・
のんびりしてるけど、いざって時には頼りになる。
親友の唯にすら教えていない
私の大好きな人…
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り響く。
六年生はそのまま退場だが…
私はチラッと優を見た。
優「!お~(*´▽`*)(小声)」
私は思わずクスッと笑った。
小さく手を振って
梨「バイバイ(小声)」
と言った。
もうこの体育館も、教室も、触れないんだよね。
小さく溜め息をして
私は体育館を出た