現実はテレビドラマの様には出来てなくて、1人のヤル気がある人間にズルズルと他の人間が引っ張られる事なんて有り得ない。

諦めてるとか、冷めてるとかって事ではなく、それが現実だ。


奇跡なんて事は、様々な偶然と人の和があって起きるもので…

最初から何もないところには、奇跡なんて起こる筈がない。


俺は他の部員達が塾を遅刻していた事も知らなかったし、言ってくれる事もなかった。


ずっと黙り込んでいた部員達も悪いが、俺の配慮も足らなかった…



自分を認めるって事は、かなり痛い。

自分自身の一番深い部分の、保身の為の思考を自らが裁くという事だ。


この痛みに耐えるだけの自分を持っていないと、途中で投げ出してまた他人を責め続けるだろう…


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