「美紅・・どうして?」


「お見舞い。それと・・翔に話したいことがあって。」


「そっか。」


そういうと、翔はムクッと起き上がって、壁に寄りかかる体制で座った




「あのね・・私、翔が好き」



「うん」



「蓮くんのこと、好きだったのかもしれない。でもね、愛悠に言われて気づいたの。現実を見ようって。」



「うん」



「蓮くんとはあったこともないし、好きになっても無駄なんだって。
でも翔は違う。翔はいつもそばにいてくれて支えてくれたから・・」



「美紅?」



「翔と別れたくない」



翔の瞳を見て、ハッキリ伝えた