「あぁ、実は・・」  「あ、蓮くんからメールだっ」


ポケットの中に携帯を入れてあるから、バイブが鳴るとすぐわかる。



「美紅。まだ蓮って人とメールしてんの?」


「うん。だって優しいもん」



ピッとメールを開く。



「お前なぁ・・」  「え・・・。」




「・・どうした?」



「・・・うっ・・」目からこぼれ落ちるしずく。


「美紅?」


私は、あせる翔に今きたメールのないようを見せる。



[本文]


はじめまして。蓮の彼女です。
みゆさんですよね?
蓮から伝言預かってるんで、蓮の携帯から伝えますね。
最近、蓮はあなたのメールをうざがってます。
正直、私も蓮の彼女としてあなたのメールは迷惑です。
蓮は私を愛してます。
蓮も私以外の人なんて愛してません。
だから、蓮を苦しめないでください。
メールしないでください。





「・・んだよそれ。」


翔もメールのないようを見て、驚いてる様子だった。



「そんなに・・うざかったかなぁ?重かったか・・なぁっ??ひっぐっぅ」



「美紅。なんも話すな。」


「翔・・あたし・・っくるしい・・っ」


「行くぞ。」


翔は私の腕を引っ張りカフェをでた。