母親は言った。





「愛してるって言葉を使う人が、また一人増えました。


まだ出会えていないけれど私のお腹の中にいる、キミ。



命を授かった日から、私はキミに出会えるのがとても楽しみ。





小さな命が産声を上げる日を何度も想像して、そして思うの。


どんな声でママって呼ぶの?
どんな笑顔を見せてくれるの?



キミの笑顔を見れるなら、ママはなんだってするわ。




ママはキミに約束する。

ママとパパがいる場所で必ずキミを幸せにする。


まだまだ頼りない愛だけど、キミをこの世界で一番幸せにしてあげる。





今日もお腹を優しく撫でながら、口に出してしまうの。



・・・愛してる」