彼は言った。





「愛してるって言葉は、そう何度も言うものじゃない。


一生に一度・・・
例えば愛する人が深い眠りにつく時に、子守唄のようにそっと囁く。



きっと愛なんてものは、一生かかっても俺には分からなくて、いつでも手探り状態なんだと思う。


でも愛する人を抱きしめた時、笑顔に触れたとき・・

一瞬だけど『愛』が、どうゆうものなのか分かる気がするんだ。




そして・・・


愛する人の最期を見届けられるなら、
今まで感じてきた一瞬一瞬の『愛』を繋いで伝えたい。




・・・愛してる」