「みんな集まったか?」



 顧問の堀先生が、大きな欠伸をしながら弓道場に入ってきた。

 さっきまでざわざわしていた空気が一変して、しんと静まりかえった空気になった。



「今年も例年通り、1年から1チーム、2年から1チームにする。もし、発表されたメンバーに不満や異議があるんなら、直接おれの所にこい。」




先生の声がずっしりと場内に響いた。