横田さんと青木君は隣のクラスだから、移動教室とかで私たちのクラスの前を通ることが多い。

 そういうときに限って、二人で話していたり、横田さんが話しかけたりと、それを見るたびに、私は胃がきりきりしたけど、

 美咲は苦笑いを浮かべるだけだった。