「何驚いた顔してんだよ」


「いや、だって…」


話が繋がってなくね?

俺は女にキスする理由を聞いてんのに

猫好きだから?訳分かんねぇ…


「普通に猫とはキス出来ないだろ?だから女にしてんの」


あ~!なるほど!

本物の猫とはキス出来ないから猫に似ている女に代わりとしてキスしてんだな


って……


いやいやいや…

あり得ないし……


「お前…猫とキスしたいとか思うのか?」


危うく騙されるところだった…


「あ…バレた?」


やっぱりな…

所詮たらしなのか…



「いや~だって可愛いものにはキスしたくならない?」


…は?


「ほら父親って娘にはキスしたくなるもんだろ?」


え…例えがそれなの?


というか…

バレた?って…否定じゃなくて肯定だったのね…


紛らわしい……



「ってことは…お前…女を父親目線で見てんの?」


「ん~…猫親目線かな~…」


なるほどな……