「……ううん」


私は首を横に振る



「私は個人的に相模を殴りたい!純粋で単純なお姉ちゃんにまでキスをしおって…」


鈴さん…逞しすぎます



「まぁ~でもお姉ちゃんが相模に恋するなんてな~……お姉ちゃんはこれからどうするの?」


…これから?


「女にだらしない相模と恋人になるために頑張るのか

女にだらしない相模に愛想尽きて他の男の人を探すのか」


……今は他の人は考えられない

でも…でも…



「雷兎の傍に居たくない」


これが本音


雷兎の近くは苦しい…っ



「そっか…そう思うならそうしたらいいよ」



鈴は優しく微笑む


そ…んな顔されると…



「えっ…!何で泣くの!?」


涙が出てくるじゃん