「……本気の女?」


ニャアちゃんが…?


「いやいや…違うし」



「……は?」


「ニャアちゃんは可愛い猫だろ?」


他と比べて一段と可愛い猫



「雷兎…栗原さんに恋愛感情あるんだろ?」


「恋愛感情~?」



いやいや…猫に恋愛感情持ったらいけないでしょ


そりゃ~ニャアちゃんのことは好きだけどそういう感じじゃないんだよなー



「雷兎…まさか……」


俺の表情を読み取ってか考え込む陽介



「…なに?」



「雷兎…もしかして…いつも教室でしてることを栗原さんの前でしたのか?」


「いつも教室でしてること?」


「キスだよ!キス!お前は軽々しく女とするだろ!少しは周りも気にしろ!!」



「いや…ニャアちゃんの前ではしてないと思う」


「思う?」


「ニャアちゃん寝てたし…カーテンもあったし…」



「お前…したのか?」