ﾀﾞﾑｯ…ﾀﾞﾑｯ……


ボールの音が鳴り響く体育館


俺達がやってるのはバスケ



「凄ーい!!」


女の子の声援が聞こえるなか
俺はドリブルで突っ込み

そこからレイアップで決める



背は周りと比べて小さいけど俺には足があるからそこそこ活躍する


まぁ…俺に対しての声援といえば…


「可愛い～!!」


だけどな…



「可愛い雷兎くん？今日は本調子じゃなさそうだね」


「あﾞ??」


にやにやしながら俺を冷やかしに来る陽介

その顔…ムカツク


「…何、悩んでんの？」


「え…？」


「眉間に皺寄せてるけど…聞いてやるから言えよ」


「…別に」


「意地張るなよ～、どうせ栗原さんがらみだろ？」


こいつは本当に…お節介だな