「だから~いつもみたいにキスしてくれたら教室に戻るよ」


「お前な~……」


「いいでしょ?」


雷兎…するのかな?

キスって好きな人とするんだよね?


雷兎は…私のこと好きって言ってくれた


だから……



「夏菜……じゃあ目ぇつぶれ」

「はぁ~い」


…え?本当にするの?

雷兎…私のこと好きじゃないの?



その時…風が強く吹いた


カーテンの隙間から見えたのは唇を重ねあう二人の姿だった



雷兎……