だ…誰か入ってきた?


私の所はカーテンで遮られていて入口は見えない



「おい。お前ついてくんなよ」

この声…雷兎?


「だってぇ~気になるんだもん。雷兎が昼休みどこ行ってるのか」


これは…女の子の声



「夏菜には関係ないだろ?」


「え~雷兎なんか冷た~い」


カナ…

名前…


「ほら、教室戻れ」


「雷兎はここに何しに来たの?」


「……何でもいいだろ。いいから戻れ」


雷兎…いつになく不機嫌だ


「あ~!もしかして特定の女が出来たとか?じゃあこのカーテンの向こう側に…」


えっ!!く…来る!?


「夏菜!」


「何よ~」


どうやら雷兎が止めたみたいだ

なんとなくホッとした



「じゃあ~…此処でキスしてくれる?」


「は?」


…え?