「携帯小説。」


ま…マジですか?



「と…言いたいところだけど漫画だよ。これなら絵もついてるし読みやすいでしょ」


ほっ……良かった~


活字は懲り懲りだよ…



「私、漫画あんまり好きじゃないけど…"お姉ちゃんのために"友達から借りてきたんだからね!!」



や…やけに強調が…


「あ…ありがとうございます…鈴様…」


「今回はしっかり読んでよ~私…見張ってるから」



……これは寝れないな


でもやっと鈴は笑顔を見せてくれた

神様、仏様ありがとう!!


鈴の笑顔…黒い気がするけど


まぁ…怒ってないだけマシなのかな?



「あ…言っとくけど一冊じゃないから」


鈴はそう言うと別の鞄に入った多量の……!?


「今日は寝れないね?お姉ちゃん♪」



やっぱりマシなんかじゃなーい!!!