「やっ……やっ!!」


呼吸が出来なくて必死に男の子を押す


これ以上は窒息しちゃうー!!


「…………」


すると男の子は唇を少し離す


か…顔が近いがそんなことに構わず周りの空気を取り入れる



ちょっと薄れていた視界が戻ってくる


こ…こんなに苦しいの…?

果たして女の子達はこれのどこがいいのかな…


…というか

未だに男の子の顔が近い気が…

「大丈夫?」


至近距離で聞いてくる男の子



「く…苦しいよ…」


じっと見つめてくる視線に耐えかねるけど…


目線をどこにやれば…!


「キスは苦しいくらいが丁度良いんだよ」


そ…そうなんですか…

私は苦しくない方が……



「って!!ま…まだするの?」


再び顔を近づける男の子を制し問いかける