「フッ……お休み」


「お休みなさい……」


男の子のこと知りたくない訳じゃない


でも…この暖かい手があればそれでいいのかな~とも思う



「自由奔放で…無防備な猫だな~」


そんな声を薄れ行く意識の中で聞き取っていた…





ー…………


…………


………

……




「んっ………」


何だか息苦しさに目が覚めた


「にゃっ………」


私が声を出すと同時に私の唇から離れるそれは…男の子の唇だった



「ごめん…起こしちゃったね」

「???」


い…今、何が起こった?

わ…分かんない