「ニャアちゃん、おはよ」


「…おはようございます」


私は男の子を見上げながら考える


「ハハッ…何で敬語なの?」


その間も頭を撫でる男の子


正直…眠くなる……



……ハッ!!

「これか!!」


「ど…どうしたの…ニャアちゃん…」


急に大声を出した私に驚いた様子の男の子



「あ……いえ…何でもないです」


「フッ…何それ」


そっかぁ…そうだったのか…


この男の子が……




その時ー…

キーンコーンカーンコーン…


「あ……」


「予鈴が鳴ったね」


男の子…行っちゃうの?


私がじっと男の子を見つめると
男の子は苦笑した


「戻らなきゃね」