放課後になり…


「お姉ちゃん、昼間はどうしたの?」


帰り道鈴が尋ねてきた


でた…お得意の飴と鞭



しっかり後からこういう風に聞いてくれるんだから



「うん…朝裏庭で寝てたのね」

「……へぇ」


あ…これは言わなくても良かったかも



鈴にはいつもお昼は裏庭で寝ていることを言っている



ヤバい…鈴のオーラが黒く…


「たっ…体調が悪かったから寝たくて……でも保健室より…」

「それはいいから続けて」


……ゔぅ


「そしたら男の子がやって来て寝場所を取られたの」


「男の子?」


「うん…あ、高1って言ってたよ」


「ふぅ~ん…名前は?」


「聞いてない」


というか教えてくれない


「どんな人だった?」


「う~ん…顔は中学生みたいだけど…スッゴく格好良かったよ」


「童顔の男ねぇ~……?…いや、そんなはずないか…」


鈴は悩んでいる模様


…何か思い当たったのかな?