~新耶亜said~


「美怜ちゃ~ん…」


「今度はどうした?」


「寝れたのに眠れなかった~」


「…何を訳の分からないことを」


美怜ちゃんは返答に困ったように私を見る



「お姉ちゃーん…ってあれ?」

「鈴…」


「何かあったの?」


私が泣きべそをかいているので美怜ちゃんと目を合わす鈴



「さぁ…寝る眠れないとかなんとか」


「ふぅ~ん…あ、お姉ちゃん英和辞書貸して?」


鈴…全くのスルーですか?


まぁ…恐いから従うけど



引き出しから辞書を取り出し手渡す


「ありがと♪あ…美怜さん、お姉ちゃんの話は聞き流しといていいですから」


鈴…ひどい!!


美怜ちゃんも顔をひきつらせている



「じゃあまた放課後ね~」


鈴が去っていくと


「鈴ちゃん…相変わらずドSだね…」


美怜ちゃんはそんな言葉をこぼしていた


激しく同感です…