「だーもう!!行くぞ」


猫を想像して嫌になったのか怒ったように歩き出す陽介


「まだまだだな~…」



そんなに警戒心だして構えていると猫は近づいて来ないよ



「……またね」



俺は誰もいないベンチに声をかける



…待っててね


すぐに甘えさせてあげるから



俺は妖艶な笑みを浮かべながらその場を去った