「ゔ~~…」



「新耶亜~どうしたの?」



しかめっ面をした私のもとへ美怜ちゃんがやって来る


「眠れない……」



「えっ…!新耶亜が!?珍しいね…」


「寝たいー!!」


私はがむしゃらに叫ぶ



「ちょっ…新耶亜…」


私の大声に美怜ちゃんは困ったように周りを見渡す



「寝れないの…モヤモヤする」

気分が優れない…



「う~ん…じゃあとりあえず保健室行ってみたら?先生が相談に乗ってくれるかもよ」


「うん…行ってくる…」


寝るためなら何処へだって…