「ニャアちゃん」


さっきとは違う落ち着いた声


「真面目な話しよう」



雷兎の射抜くような視線に思わず目線が落ちる



「ニャアちゃん…俺を見て」


雷兎に促され視線を戻すと雷兎はいつものような微笑みを浮かべている


なんだか安心した



「俺…さ、今まで女の子は皆同じだと思ってて特に気にしたこともなかったんだ
…でも、ニャアちゃんを初めて見たときになんだか分からないけど凄く…ほっとして…癒されて…初めて女の子に“特別”を感じたよ」



…話してる内容はよく分からないけど

話す雷兎の顔が凄く…凄く優しくて…暖かい気持ちになった




「俺…気づいたよ。ニャアちゃんが本当に特別で…ニャアちゃんが本当に……


好きだ。」




「雷兎…」


「ニャアちゃんが嫌なことはちゃんと言って?ニャアちゃんのためなら何でもする。だから……俺から離れてかないで」



「好きって…恋愛感情で?」


「もちろん!」



雷兎が…好きって言った…


私を…好きって言った!!