「お姉ちゃん!帰るよ」



鈴が私の教室まで迎えに来る


「ふぁ~い…」



あくびをしながら椅子から立ち上がる



…と


「お姉ちゃん…ちゃんと全部の授業でたよね?」



す…鈴


後ろから黒いオーラが…



「で…出ました!!」



敬礼風におでこに手を当てる私


「本当に…?」



私の少しの動揺も見逃さないという風にじっと見つめる鈴



「本当!超本当です!」



そんな…鈴様に逆らったら後がどうなることか…



「美怜さん、どうでした?」



ゔ…そんなに私信用ないんですか?


私…嘘はつかないタイプなのに…