「ケーコの好きなあんみつ、 かき氷…」 「マジで!」 私はがばっと起き上がり目を輝かせる。 大好き! 大好物! ぼんやりもいいけど やっぱり食欲には勝てません! 「さーて、 練習頑張るか!」 私は張り切ってトランペットを手に取り、 マウスピースを取り付ける。 そして そんな私の姿を見て由美子は呆気に取られた顔をする。