開いている窓にかけられている、 白いカーテンがゆらり、 ゆらり。 そして心地いい風。 なんだか、 ぬるま湯の中に漂ってるみたい。 「そうだ! いい店、見つけたんだー」 由美子は思い出すように 明るい声のトーンで私に言う。 「もうねぇ、 何言われてもヤル気起きないのー」 そう言ってくれる由美子につい甘えてしまう。 でもー、 だってー、 気持ちいいんだよー。 こうしてぼんやりしてると。