「前にケーコのこと、
食べたいって言ってたことあったでしょ?
あれって食べちゃいたいくらいに好きだって意味じゃないの?
うん、そう、絶対そう!」



勝手に喋って
勝手に納得しないでよお。



「わかった、
わかったからね」



とりあえずなんでもいいから同意してないと。

また何を言われるかわかんない。


ホント、
どう説明したらいいのか、
なんかビミョーな感じなんだから。




「ほら、
もうすぐチャイム鳴るよ?」


私は黒板の上に掲げられてる時計を指差す。