中村くんが先生に当てられて教科書を読んでいる。
キレイな発音でスラスラと。
コロコロ転がって跳ねるスーパーボールみたく。
整った横顔。
完璧すぎるよね。
もしさっき、
私が寂しいって答えたら彼はどうしたかな。
もしさっき、
言葉を止めないで最後まで…。
とか、してもね、
まあしゃあないってことだ。
「…はい、よろしい。
VERY GOOD!」
エラソーな先生…。
先生の発音のほうがずっと下手くそじゃん。
中村くんのほうが上手いのに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…