店は静かな住宅街にあったけど 駅にまで帰ってくると賑やかになる。 「ここまで戻ってくると明るいね」 明るい街灯りの中、 行き交うひとたちを見つめる。 私たち、 どんな風に見えるのかな? 友だち? 親戚? きょうだい? もしかして……。 「きょうだいには見えないだろ」 「え!」 ヤバい、ヤバい。 「もしかして」 の後、 気づかれるとこだった。