「えーっと…」
私は目の前の中村くんを見ながら説明するのが恥ずかしくて。
だから、
目を閉じてこころに浮かぶ、
中村くんの姿を思いながら話を始める。
「たとえば
そのひとと会えないときは
何してるんだろうって気になったり、
気が付けば目で追ってたり、」
そう、
いつも朝、
教室に入って最初に探すのが中村くんの姿。
「それから?」
「え?
えー、っとそれから
好きなひとのためなら何でもしたいとか、
ドキドキしたり、
ワクワクしたり、
でも切なくなったり…」
いつも私の感情の動きは中村くん次第。
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