なんだかんだ楽しい雰囲気のまま一年の最後を迎えようとしていた。

「そば食うべ、そば!」

タクの一言でナナコと台所へ行き、用意していたそばをゆでた。
そばを食べながら幸せだと感じていた。

「5、4、3、2、1!あけおめー♪」


年が明け、なにをするわけでもなく、ただただ一緒に時間を過ごしていた。
幸せな時間がずっと続く気がしていた。
ずっとずっと信じていた。